考えることな〜し

「考えることな〜し」どうしてこんなに毎日やりたい どうしてこんなに毎日やりたい このままずっとじゃ満足できない できない!できない!できない!できない! どうしてこんなに毎日足りない どうしてこんなに毎日足りない このままずっとじゃ満足できない …

1706-ノール/booklet

「できないことだらけ」『ノール』は今から29年前(1988年12月)に、僕が自分のプロデュースユニット=ZAZOUSTHEATER(ザズゥ・シアター)で構成・演出をした『NORD>北へ』のリメイクである。 要するに、僕の旧作をECDにやらせてみよう!というのが、今回の…

音楽メモ(12)

(12) ・Without A Net / ウェイン・ショーター(2013) →『Native Dancer』以外、どれを聞いてもウェイン・ショーターに入り込めない。それなのにまた聞いてしまう。ウェザー・リポートとVSOPが強烈すぎるせいだ。それとショーターの知性。だが、知性は…

音楽メモ(11)

(11) ◯La Busqueda / パコ・デルシア(2015) →フラメンコ・ギターのすべて。 ・Aspects / The Eleventh House(1976) →フュージョン・ギター。ありがち。 ・Back In The USA / MC5(1970) →ビートルズが60年代にやってきたことを、またスタート地点に…

音楽メモ(10)

(10) ・Music From Another Dimension! / エアロスミス(2012) →変わらないことが老舗バンドが長命をつかむコツ。 ◯Hydra / TOTO(1979) →80年代の先触れ。西海岸のスタジオミュージシャンが、そのテクをちょい甘いムードで演奏したものが流行る。それ…

音楽メモ(9)

(9) ・Out Of The Blue / エレクトリック・ライト・オーケストラ(1977) →ジェフ・リンはビートルズの大ファン。だからと言って、同じレベルで音楽が作れるわけではないのは当然なのだった。 ・sadistics / サディスティックス(2016) →海辺のBGM。 ◯Je…

音楽メモ(8)

(8) ・Rough & Ready / ジェフ・ベック・グループ(1971) →平凡なジャズ・クロスオーバーのイメージ。激しくない。 ・Coda/レッド・ツェッペリン(1982) →結局ツェッペリンは、それほど名曲、名アルバムを生み出したわけではないのではないか。それと…

音楽メモ(7)

(7) ◯Fly Like An Eagle/スティーブ・ミラー・バンド(1976) →軽い軽い白人ブルース。 ◯The Joker/スティーブ・ミラー・バンド(1973) →力抜ける白人ブルース。でも好き。 ・The Wall/ピンクフロイド(1979) →コンセプトが先行して、音楽自体は面白…

大/早稲田攻社「黄色い靴下は似合わない」

大/早稲田攻社「黄色い靴下は似合わない」 1981年4月26日〜29日(4ステージ) 大隈講堂裏仮設劇場 構成・演出/浅井孝一 出演:吉田紀之、渡部聡、新井けさ子、他個人的演劇記録を書き続けようと思いながら、前回からずいぶんと時間も経ってしまったが、あ…

『サムライモード』パンフレット用テキスト

「遊んで暮らす」いきなりこんな書き出しで、ご来場のみなさまの気分を害することになったら、本当に申し訳ないのですが、僕はこれまで就活はもちろん、就職もしたことがありません。大学在学中から授業にも出ず、芝居(と草サッカー)をやってまいりました…

『喜びの歌』パンフレット用テキスト

『喜びの歌』背景『時計じかけのオレンジ』、『未来世紀ブラジル』的近未来。 全体主義的政治が市民を支配し、衛生的=正義という考え方が社会に蔓延している。 国家に忠誠を誓う人間は、"衛生的"の象徴である白い服を着た。 健康でいることが奨励され、病原…

音楽メモ(6)

(6) ・Guitar Is Beautiful / 渡辺香津美(2016) →渡辺香津美が様々なギタリストとデュオで演奏。邪魔にならないBGM。音楽はほとんど場合、邪魔にならないほうがいい。だが邪魔にならない音楽からは当然のことだがなんの刺激も受けない。 ◯an anthology …

音楽メモ(5)

(5) ◯1000 Forms Of Fear / シーア(2014) →もう一度聞かないと。 ◎Parachutes / コールドプレイ(2000) →わかりやすくパクっている。それなのにオリジナリティを感じるのは、クリス・マーティンの声のためだ。結局、歌も演奏も独自の音色を持ったもの…

音楽メモ(4)

(4) ◯Left Alone/マル・ウォルドロン(1959) →個人的にジャズ、と感じる音楽。 ◎イン・ヨーロッパ1983 In Europe 1983/山下洋輔トリオ+1(1983) →これは体験した音楽の記録。この音楽が本当に好きだった。 ・静寂の世界 A Rush Of Blood To The Hea…

音楽メモ(3)

(3) ◯Collision Course - EP / ジェイ・Z & LINKIN PARK →あえてジェイZと組んだことが重要なのかも。 ・WHY? / Discharge →反戦を訴えるための手段としてのパンク。衝動から発生していないその手法は美しくないし、衝撃もない。 ◯ADELE 21 / アデル →現…

音楽メモ(2)

(2) ◯Gift Of Screws / Lindsey Buckingham →ヴォーカルに、そんなにリバーブをかけないほうがいいと思うのだが、リンジーは必ずかけまくる。 ◎Live At The Olympia, Paris 1971 / James Brown →これがファンク。みんなこれをパクったのだなあ。 ・フィル…

音楽メモ(1)

(1) ◯This Is Acting / Sia (2016) →面白い。 ◎Kimono My House / Sparks(1974) →こんなにいいアルバムだったのか、と驚く。 ◯Yeezus / Kanye West →これが現在の頂点と考える。 ・Sensuous / Cornelius →かなり期待したが、かなりありがちだった。 ・M…

『僕のリヴァ・る』ご挨拶

『リヴァ・る』「この芝居は、3本の独立した兄弟の物語で構成される、オムニバス形式になっています」 前説のなかで、鈴木拡樹と山下裕子が、この芝居の概要はご説明するので、ここではこれ以上はくり返さない。 さて、今回取り上げた3組の兄弟のほかに、…

フォースタス/ごあいさつ

『地獄に堕ちてディープキス!』僕は基本的によく眠る。しかも布団に入ったら、数分以内には眠りに落ちている。不眠症になったことはほぼない。そして眠ることはとても幸せだ。死という状態を、眠ったまま二度と起きてこないことと定義するのであれば、僕に…

『ぱんきす!』vol.3/ごあいさつ(チラシ/パンフレット)

唯我独尊!全力主義!ぱんきす!フィードバックという言葉をよく聞く。アンケートが年中行われる。民意とか、パーセントとか、偏差値とか。 そんなものは「ぱんきす!」に必要ない。 すべて同じ言葉で語られる。典型的なのが「面白かった」。「面白い」は人…

『ぱんきす!』vol.2/ごあいさつ

「本当に好きなものは隠されてる」これは独占したい、という感情と関係がある。人はできることなら何でも独占したいのだ。モノでも人でも、愛情でも。秘宝。秘蔵。秘密クラブ。レア物はだから人気がある。 一方、日本の演劇の祖とも言うべき世阿弥も、「秘す…

『ア・フュー・グッドメン』ごあいさつ

「ただ日常を生きる」僕の大好きなもの、面白いと感じるものには、必ず大嫌いだと感じる人、つまらないと感じる人がいる。 「good」の裏には、必ず「bad」がある。 「A Few Good Men」がいるということは、「So Many Bad Guys」が必ずいる。 だが、そんなこ…

『ぱんきす!3次元』vol.1ごあいさつ

教えられるのを待って、自分からは何もしないようなヤツはいらない。(註1:今回の稽古場には、振付の先生も、歌唱指導の先生も、とにかく「先生」と呼ばれるかたは一人もいません) 物知り顔で教えるようなヤツは去れ。(註2:もちろん自戒です) 自粛、…

「錬金術とは想像力のことであると思っている」

「錬金術とは想像力のことであると思っている」古代人から現代人に至るまで、"錬金術"という言葉には人間を魅了する力があるようだ。 それも科学者のみならず、哲学者、心理学者、宗教家、王侯貴族から一般庶民まで、"錬金術"は誰の心をも虜にする。 その結…

『ノーホエア・ウーマン』テキスト公開

「プロフィール」のとこからダウンロードページヘ行かれます。

<2013年9月28日の質問> *今まで他者の執筆した戯曲を「比較的原作に忠実な形で」何作か演出していますが、最もsuzukatzワールドにシンクロしたものはどれでしょうか。理由含めお聞かせください。

<2013年9月28日の質問> *今まで他者の執筆した戯曲を「比較的原作に忠実な形で」何作か演出していますが、最もsuzukatzワールドにシンクロしたものはどれでしょうか。理由含めお聞かせください。<おこたえ> 「比較的原作に忠実な形で」ですね。 まず「…

<2013年8月19日の質問> *suzukatz作品のマストアイテムのひとつ「ホワイトノイズ」。 使い始めた理由と、その意義についてお聞かせください。

<2013年8月19日の質問> *suzukatz作品のマストアイテムのひとつ「ホワイトノイズ」。 使い始めた理由と、その意義についてお聞かせください。<おこたえ>一番最初に「ホワイトノイズ」を使ったのは、『ラベルス』(1986年7月、大/早稲田攻社)だったと…

『シスターズ』text

https://www.dropbox.com/sh/w09l61qlpad1bqs/477JwNZSHQsuzukatz-cloudのほうで、きちんと表紙がついた上演台本を公開しておりますが、管理者が現在、大変多忙の極みなので、公開だけはここで先にやるかな、と思いまして、とりあえず実験的に、篠井英介×千…

「大隈夫人」その3,4,5、一挙公開!

「大隈夫人」その3二度目の遭遇は声だけだったが、どうも大隈夫人はいるらしい、ということが僕の中でも否定しづらくなっていた。 ただ、大隈夫人は四六時中現れるわけではなく、忘れた頃にフッと存在を感じさせるのだ。 しかも、よくある悪霊のように、害…

「大隈夫人」その2結局、僕があの夜見た女の正体を特定することはできなかった。 人間だったのか、それとも幽霊とか妖怪の類いなのか? ただ、1980年当時、大隈裏には"女の幽霊"が出る、という噂は確実にあった。 その女の幽霊はいったい誰であるのか? 先…