2020-01-01から1年間の記事一覧

「ロック・リーディング」 僕はリーディング公演では、いつも音楽を作ろうと思っている。 いや、芝居を作るときもそうかもしれない。 ずっと演劇は聴覚のメディアだと思ってきたし、僕にとって「音」は、演劇を作るうえでとても重要なのである。 ただし、こ…

「箱庭」を作る 30代後半に芝居を3年間休んでいる間、僕は心理学の本をかなり読んだ。 何のために読んだかというと、自分によりフィットした演出方法のヒントを見つけるためだった。 そこで、河合隼雄さんの「箱庭療法」に出会った。 それは驚くべき療法で…

ウエアハウス/booklet、るぽえ/booklet

『ウエアハウス』 1993年に『ウエアハウス』というシリーズを始めて、もう27年目になる。 このシリーズは、エドワード・オールビーの『動物園物語』をひたすら書き直して、まったく違うテキストを作り上げようという試みである。 『ウエアハウス』というタイ…