2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

CLOUD/これまでのオガワのつぶやき、まとめ

稽古最終日につき。 110413 感じるためには知らなければならないと思い込んで生きてきた。しかし、情報は無限にあって、知ることは容易に限界に達する。 110414 このあと生まれてから現在までと同じ時間が経過すると、自分はほぼ間違いなくこの世に存在しな…

CLOUD / run through

昨日で通し稽古は6回目である。 僕は通し稽古が多い演出家だと思う。 かなり早い段階から、シーンをつなげて稽古をする。 役者の中には、もっとディテールをはっきりさせてから流さないと無意味だと考える人もいるとは思う。 納得するまで、シーンをくり返…

CLOUD / songs

この数年、音楽はオリジナルや生演奏でやらせてもらえることが多かったので、選曲の機会は以前に比べて減ってきた。 だが、今回の音楽は選曲である。 これまで選曲をする場合は、すべて自分で選んできた。 というより、作品構成を考えるときにすでに候補曲リ…

改訂版 青衣(ソワレ)の夜/九月会

作・演出:堀江寛 というわけで、右手にギブスをはめたまま夏へ向けて過ごしていた。 相変わらず授業には出ず、大隈裏に通っていた。 かといって右手が使えないので、完全に戦力外。 そこに、九月会の公演で音響スタッフを頼まれていた鴻上さんからお声がか…

CLOUD/voice

僕は声がいい役者が好きである。 今回も素晴らしい声の持ち主に集まっていただいた。 "声がいい"というのは、明確な基準があるわけではないので、かなりの部分個人の好き嫌いによるところがあるのだと思うが、今回の本読みを聞いていて、舞台監督が「いい声…

CLOUD /「ディック的」

今回、「ディック的」という言葉が、まるで一般的に通用しているかのようにセリフの中に出てくる。 「ディック的」という言い方をすることによって、説明を拒否しているわけだ。 不親切だ。 でも、「ディック的」はどうしたって「ディック的」でしかなく、う…

ニューラテンクォーター

指も治った頃、僕は劇研のエリートスタッフが毎年送り込まれる照明のバイトをすることになった。 場所は、火災で消失した、赤坂見附の今はなきホテル・ニュージャパンの地下にあった高級ナイトクラブ、ニューラテンクォーターである。 ここは、ロバート・ホ…

110602 CLOUD

37歳で『LYNX』再演した後、演劇活動を休止して3年間休んだ。 2001年に『欲望という名の電車』で復帰し、毎回上演台本は作成していたが、40代は演出に専念した。 ジャンルもテイストも、自分でできそうだと思う作品には、すべて手を出した。 その間、オリジ…