2013-01-01から1年間の記事一覧

<2013年9月28日の質問> *今まで他者の執筆した戯曲を「比較的原作に忠実な形で」何作か演出していますが、最もsuzukatzワールドにシンクロしたものはどれでしょうか。理由含めお聞かせください。

<2013年9月28日の質問> *今まで他者の執筆した戯曲を「比較的原作に忠実な形で」何作か演出していますが、最もsuzukatzワールドにシンクロしたものはどれでしょうか。理由含めお聞かせください。<おこたえ> 「比較的原作に忠実な形で」ですね。 まず「…

<2013年8月19日の質問> *suzukatz作品のマストアイテムのひとつ「ホワイトノイズ」。 使い始めた理由と、その意義についてお聞かせください。

<2013年8月19日の質問> *suzukatz作品のマストアイテムのひとつ「ホワイトノイズ」。 使い始めた理由と、その意義についてお聞かせください。<おこたえ>一番最初に「ホワイトノイズ」を使ったのは、『ラベルス』(1986年7月、大/早稲田攻社)だったと…

『シスターズ』text

https://www.dropbox.com/sh/w09l61qlpad1bqs/477JwNZSHQsuzukatz-cloudのほうで、きちんと表紙がついた上演台本を公開しておりますが、管理者が現在、大変多忙の極みなので、公開だけはここで先にやるかな、と思いまして、とりあえず実験的に、篠井英介×千…

「大隈夫人」その3,4,5、一挙公開!

「大隈夫人」その3二度目の遭遇は声だけだったが、どうも大隈夫人はいるらしい、ということが僕の中でも否定しづらくなっていた。 ただ、大隈夫人は四六時中現れるわけではなく、忘れた頃にフッと存在を感じさせるのだ。 しかも、よくある悪霊のように、害…

「大隈夫人」その2結局、僕があの夜見た女の正体を特定することはできなかった。 人間だったのか、それとも幽霊とか妖怪の類いなのか? ただ、1980年当時、大隈裏には"女の幽霊"が出る、という噂は確実にあった。 その女の幽霊はいったい誰であるのか? 先…

「大隈夫人」その1

「大隈夫人」その1「大隈夫人」に関しては、以前、舞台美術研究会OBの佐々木くんがまとめてくれた、『大隈裏 1967→1989 早大演劇研究会と舞台美術研究会の22年/大隈裏記録集編集委員会 (編集)』(http://honto.jp/netstore/pd-book_00040886.h…

鈴木勝秀(suzukatz.)-130911 
/ウエアハウス vol.2

鈴木勝秀(suzukatz.)-130911 /ウエアハウス vol.2 2013年9月11日 (水) 19:00 open 19:30 start 予約/当日 2,500円(1drink 付)出演:陰山泰 菅原永二 ファルコン(guitar)『ウエアハウス』vol.2音楽において譜面や録音媒体に記録されたものが絶対なわけ…

<2013年8月1日の質問> *貴方にとって「劇場」とはなんですか? 場所としての定義、機能を巡る 考察、ホームとアウェイについてなど、どの角度からでも結構です。

これまた難しいご質問ですねえ。 僕がやったことのある具体的な劇場について、と訊かれれば、それなりに経験の中から語れますが、カギ括弧つきの「劇場」となると、とても抽象性が加わりますからいきなりハードル高しです。 抽象的なことは、できればアカデ…

新機劇:『花嫁の夢は横縞のドレス』

花嫁の夢は横縞のドレス 作:鈴木講誌/演出:吉澤耕一 1981年11月。 新機劇秋公演。 この公演時には、すでにニューラテンクォーターで働き始めて1年半ほど経っていたのだが、はっきり言って照明に関してまだまだシロウト同然。 それなのに、あやめさん=吉…

2013年7月28日の質問: *Suzukatz.作品を創るときに「不可欠なもの」といえばなんでしょうか。

<2013年7月28日の質問> *Suzukatz.作品を創るときに「不可欠なもの」といえばなんでしょうか。<返事> この質問への答えは簡単です。 僕以外のキャストとスタッフです。 僕は自分ではほとんど何もできませんから。まずはキャスト。 はっきり言って、僕は…

<2013年7月26日の質問>

<2013年7月26日の質問> 貴方にとって「音楽」とは、どんな存在、どのような力を持つものでしょうか。 「歌」「音楽家(ミュージシャン、シンガー)」に関してでも結構です。<返事> これまでも何度かお話してきたように、「音楽」は僕の演劇活動にとって…

130725-鈴木勝秀(suzukatz.)『VOICE』に向けて

ビートルズ初体験は映画だった。 新宿武蔵野館で「ハードデイズナイト」「ヘルプ」「レット・イット・ビー」の3本立て。 まだ三十代だった母に誘われた。 1973年、中学一年。 四十年前。 おお、それはジョンの人生と同じ長さじゃないか。 そのときすでにビ…

130621-note

別の人間が手掛けた作品を演出するとき、演出家は前作と比較されるのではなく、観客がそれぞれ再構築した記憶の中にある美化された思い出と比較される。

VOICE vol.1

『VOICE』vol.1『鈴木勝秀(suzukatz.)』は、かなり立体的なリーディングである。いわゆる「リーディング公演」というものが想起させる、サイドテーブルに水を置いて横並びにイスに座り、客席に正面を向いて綺麗な装丁の台本を読むものとは違うジャンルだと…