昼前に見ていたテレビ番組で、鈴木慶一さんが「詩を書く場所は?」と質問され、「コンピュータの前」と答えていた。
僕はどう答えるだろう?
「コンピュータの前」であることは間違いない。
それも現在のメインマシーンであるiMacの前だ。
最近は、iBookではほとんど書き仕事をしない。
目、肩、腕、すべてが楽だ、というのがその理由である。
で、そのiMacは僕の仕事部屋にある。
デスクトップだから、別の部屋へ移動してなんてことはない。
つまり、僕が上演台本を書くのは、ほぼすべて僕の仕事部屋で、ということになる。
というより、僕は若い頃から書き仕事は自分の部屋でしかできない。
喫茶店とか、電車の中とかでアイデアが出たことはほとんどない。
旅先のホテルや楽屋でも仕事をすることはあるが、基本的に事務的な書き仕事だけである。
『LYNX』を書いたときはまだ手書きだったが、計算用紙に横書きで、4〜5日で書いた。
そのままコピーして、役者にもスタッフにも渡したので、とても読みづらかったに違いない。